株式会社オービックビジネスコンサルタント

大原 泉 氏
大原 泉 氏

株式会社オービックビジネスコンサルタント
取締役 営業本部 広報室長
大原 泉 氏

※平成22年度活動報告書より抜粋

ビジネス用途の必然性から生まれた金の卵を育てる場

平成21年度までは聴講者として参加させていただき、平成22年度よりアライアンスビジネス委員会メンバーとして、毎回参加させていただいております。
昨年10周年を迎えたアライアンスビジネス交流会は、平成23年2月の開催で82回目となり、CSAJの活動の中でも、大変重要な役割を果たしている委員会だと感じております。
弊社OBCも、元をたどればベンチャー企業でした。その頃は、このような機会も無く、自ら足を運び全国の販売パートナー様へ販売していただけるよう奔走していたことを、今でも鮮明に覚えています。時代の波に乗れたことは大変幸運と思いつつも、時代の変化と共にお客様のニーズも多様化し、一社で全て応えることは到底不可能な時代と認識しております。
企業のITシステムが「所有」から「利用」への移行に代表されるクラウドコンピューティングの時代になりつつあり、iPadやAndroid端末といった、いわゆる「スマートモバイル端末」の業務利用のニーズが高まっております。現に店舗や飲食店、医療、金融機関など幅広い分野での実験や実用化がされております。今後、商品のプレゼンテーションや電子カタログの代替にとどまらず、業務システムとの連携や業務端末としての活用も、容易に想像できることと思われます。同時に、我々システム提供者の役割や、立ち位置の変化も求められてきます。新たな時代の情報戦略は、企業経営のスピードを加速するものであり、グローバルな競争力を強化するものでなくてはなりません。我々は、それぞれの得意分野を持って、企業のあらゆるニーズに対応することを共通の課題として認識し、そのための業務提携やアライアンスの強化は、企業の成長には欠かすことが出来ない戦略だと思っております。
OBCでは、社内にソリューションベンダーとのアライアンスを促進する制度があります。これは、ソリューションベンダーとのデータ連携や販売提携により、お客様の多様化するニーズに応える仕組みであり、弊社の販売ネットワークを利用することにより商圏を越え、3000チャネルの販売網により全国を商圏とするものです。
企業には資金力、営業力、技術力の三拍子が揃わないとなかなか時代の波に乗ることは難しく、昨今ではそこにサービスやサポートといった、大変重要な要素が加わっております。良いものが売れる時代ではなく、良好なお客様との関係をより長く継続することが、我々システムを提供する側にとっての生命線であり、不足するプロダクトやサービスをアライアンスにより補うことが、とても重要と考えます。
ベンチャー企業が持つプロダクトは、ビジネス用途の必然性から生まれた金の卵です。そのプロダクトを多くのプロの目にさらすことにより、新たな気づきとビジネスチャンスを得ることが出来ます。その交流の機会と場所を提供し、ベンチャー企業の育成により、日本のソフトウェア産業の発展に寄与することが、このアライアンスビジネス交流会の役割と感じております。弊社に限らず、自社のプロダクトに取り込む(データ連携)または提携することにより、さまざまな企業への提案の幅を広げ、ビジネスチャンスを得ようと考えている聴講企業は多く、交流会の場では積極的な情報交換がされており、活気に満ち溢れています。
得意分野の技術やサービスを磨くことも重要なファクターではありますが、他分野、他業種との連携により、新たな提案の幅を得ることも事実多く存在することから、今後もCSAJ会員の積極的な参加と、時代の必然性が生んだ金の卵を持つベンチャー企業のプレゼンテーションに、期待しています。

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