Join in SAJ:成功企業によるケーススタディ
<セイ・テクノロジーズ株式会社>

2023年10月23日

2020年1月に入会後、役員層だけでなく、一般社員もセミナーや研修に積極的にご参加いただいている、セイ・テクノロジーズ株式会社。SAJ加入の経緯や活動に参加しての感想や要望を取材しました。

取材に応じていただいた三瓶千里社長と吉岡俊郎常務取締役 @セイ・テクノロジーズ本社
SAJ加入のきっかけについてお聞かせください。

2人とも前職が大手ディストリビューター出身だった、ということもあり、団体の存在自体は知っていましたし、別の団体に加入を勧められたこともありましたが、これまでは団体への加入、というものに関心を持てずにおりました。ちょうど自社で新サービスを立ち上げるタイミングがあり、信頼性の担保が必要であろうと考えた際に、PSQ-Light認証の存在を知りました。もともと知り合いであったSAJの原事務局長(現:常務理事・事務局長)に相談したところ、PSQ認証の取得とともにSAJへの入会を勧められ、我々自身もパッケージ開発・販売企業であることから、SAJが最も自社にマッチしている団体と考え、加入することになりました。

委員会や研究会への加入はスムーズでしたか?

加入前から会員企業に知り合いが多かったので、委員会や研究会への参加、という意味ではそれほど大きな障壁もありませんでした。最初に加入した委員会も、委員会主催の交流会で声をかけられたことがきっかけでした。その後、自社の課題解決と方針にマッチした2つの研究会に所属しました。

SAJの活動に参加して、ビジネスに役立ったことがあればお聞かせください。

もともと、社員には様々な場に出て視野を広げさせたい、という想いがありました。そういった意味では、SAJでセミナー・研修・イベントへの参加が大いに役立っています。たとえば、「新商品開発」に関する研修を受講させたいと思っても、一人数万円かかる場合は、仕事に直接的に関係するマーケティング担当にしか受講させることができません。しかし、SAJでは2日間の研修を5,000円/名程度で受講することができます。それによって、マーケティング担当者だけでなく、技術者や経理担当者など、実業務と一見異なる部門担当者にも受講させることができます。我々の方針として、社員には視野を広げさせるため、いろいろな経験をしてもらいたい、と考えていますので、こういった幅広い内容のSAJの研修の企画は社員教育に非常に役立っています。

また、我々経営層としては、SAJには同じ規模の会社が多数所属しているので、その方々と交流し、生の声を聴ける、という点が非常に役立っています。1,000名規模の会社と100名未満の会社とでは、できること、できないことが全く異なります。そういった経営層の方と話をして、お互いの悩みや対策、事例などを聞くことで、自社の体制に役立てています。

多忙な業務の中、貴社がSAJの活動に積極的に参加できている理由は何だとお考えでしょうか?

社長が会社の全業務に関与・指示をする体制ではないという点と、自社のビジネスモデルによるところが大きいのではないでしょうか。

各部門がリーダーを中心に情報を共有し地道に丁寧に運営をしてくれています。私は「社長」として、規模的には社員に近い存在でありながらも、自社外から見た目線を意識し、社外との幅広いより良い関係性の構築を大切にしているということです。

また、会社の収益に関しても、できるだけ労働集約型ビジネスにしない方針の元、ライセンス販売やサブスクリプション中心のストックビジネスです。サービスのアップデートやバグの修正、顧客ごとへのカスタマイズ対応などが中心であり、ひとつひとつを大切に地道に対応し収益に繋がっています。また、特にコロナ以降はオンラインでの商談も多くなりましたので、移動コストが少なくなり、また、働き方もテレワークと出社を併用しています。各個人の時間の使い方も重要です。様々な経験や交流の場である、SAJのセミナー・研修の受講や、委員会、交流イベントに参加することでより実りある時間となっています。

御社が感じる最近の課題をお聞かせください。

やはり、「人材不足」に関することです。当社はこれまで中途採用のみで事業を行っておりました。しかし最近は中途採用面接に来た方を積極的に採用したいと感じる事が少なくなりました。

そこで、第2新卒を含めた若手人材を採用し、育成する時期に来ていると考えました。実は今年、創業以来初の新卒採用を行い、内定を出しました。新卒採用にはもちろんリスクもあると考えていますが、社員の平均年齢が41歳であることを考慮すると、中途採用と比較しても、若手人材の採用・育成を行っていくべきだと感じています。

SAJの活動でこんなことがあるとよいな、と思うものがあればお聞かせください。

私自身はSAJに知り合いがいたので、委員会・研究会にすぐに加入しました。しかし、新入会員が委員会・研究会に加入するには、各活動のイメージが湧きにくい点、知り合いがいない点が障壁になるように思います。

入会と同時に、各委員会の構成や活動内容を紹介し、入会企業が関心、抱えている課題に一番近い委員会や研究会にまず所属してもらうようにしてもいいのかもしれません。

また、交流委員会の企画は、会員に限定した内容になっていますが、たとえば、自社企画セミナーに協会後援を適用してもらうなどの方策は、会員外の人にもアプローチができるという面で良いように思います。また、自社も単独でのセミナーは集客など難しい側面があります。他社とジョイントできるようなセミナーに関するマッチング、紹介制度などがあると嬉しいです。

会社基本情報

企業名 セイ・テクノロジーズ株式会社
代表者 三瓶 千里
社員数 25名(2023年09月時点)
会社URL https://www.say-tech.co.jp/
業種業態分類 ベンダー企業(BtoB)/パッケージ・SaaS開発
主なクライアント Sier(販売代理店)
SAJ入会年月 2020年01月
取材日 2023年9月26日
対応者 代表取締役 三瓶 千里 様
常務取締役 吉岡 俊郎 様

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