Join in SAJ:成功企業によるケーススタディ
<リアルネットワークス株式会社>

2023年10月20日

入会当初より、顔認証ビジネス研究会を立ち上げるなど積極的に活動している、リアルネットワークス社の事例をご紹介します。

取材に応じていただいた高村ACAP副社長
SAJ加入のきっかけについてお聞かせください。

17年前から付き合いのある田中会長(当時は副会長)に、自身がリアルネットワークス(㈱)に2017年に転職したのを機に、ソフトウェアを扱うのであれば、とSAJに入会を勧められたのがきっかけです。パソ協時代から、協会名は知っていましたが、活動内容をあまり知らなったので、原事務局長(常務理事・事務局長)を紹介され、協会活動について説明を受けました。
入会を決めたのは、活動が活発だったこと、会員数も多かったこと、関東IT健保の母体であることから、信用ができること。そして、田中会長や豊田副会長から、当時、SAJ会員は、受託開発を行う企業が多いので、受託開発だけでなく、自身でソリューションを作れるように、企業が成長するきっかけになるだろうから、一緒にやろうといわれたことで、入会を決めました。

SAJに加入した直後はどう感じましたか?

2018年5月に加入して、6月の総会懇親会では、田中会長がすぐそばについて、色々な人に紹介いただき、名刺交換をしたことで、多くのご縁を頂き、加入してよかったと思いました。

SAJの活動に参加して、ビジネスに役立ったこと、またどのように活用しているかをお聞かせください。

総会後に、アライアンスビジネス交流会で自社の製品紹介をした際に、豊田副会長から声をかけられ、製品に興味を持って頂いたことから、代理店契約につながりました。また、同時期に㈱NTTドコモさんとも販売代理店契約を行い、豊田副会長にも紹介し、ビジネスリレーションシップが生まれ、その結果、㈱NTTドコモさんもSAJに入会することになりました。私自身がSAJに入って良かったと思っているので、周りの方々にもSAJの入会を勧めています。また、ソフトウェア企業だけでなく㈱熊平製作所のようなハードウェアメーカーや、工業会日本万引防止システム協会なども加入し、活動を盛り上げています。
当時、地域IoT推進委員会(現地域デジタル推進委員会)の委員長であった豊田副会長から委員会への参加や大阪での交流会へ参加し、そこから更に人とのつながりが深まりました。

人とのつながりが新たなビジネスを生み、新しい技術をもっと会員さんに知ってもらえるようにと、豊田委員長の勧めで、地域IoT推進委員会の元で、顔認証ビジネス研究会を立ち上げることになりました。その後、NTTドコモの坪谷さんも5G研究会を立ち上げ、その当時の新技術を伝える、いいビジネス材料を持ってこれたと思っています。

地域IoT推進委員会(現地域デジタル推進委員会)の大阪での交流会で知り合った、㈱サイエンスアーツさんや北海道の㈱デジックさん(北海道情報システム産業協会 会長)とは、交流会で懇意になり、今でも一緒にお仕事していますし、どんどん新たなビジネスにつながっていっています。さらに、研究会を始めたことで、政府や行政など自身の会社の名刺や肩書だけではアポが取りづらかったのが、SAJの名刺があることで、アポが取れたり、話を聞いてもらえたり、政府とつながることができたのは、SAJに入会したおかげと実感しています。

SAJの活動でこんなことがあればというのがあれば、お聞かせください。

銀行とかがよくやる、one to oneマッチングがやれると、いいと思います。会員企業のなかで、「この企業の○○部の役員と話がしたい」というような要望に応えるマッチングサービスがあると、1対1の役員同士での中身の濃いビジネスの話ができるのではないかと思います。

その他、懇親会でも独りぼっちで参加している人には、研究会の主査や委員会の長がメンターとなって、ほかの企業さんに紹介して回るということができると、横のつながりが作りやすいと思います。あとは、外資系企業用に英語サイトが充実すると、本社にも情報共有がしやすいので、外資系企業も参入しやすいと思います。

業務多忙でなかなか活動に参加できない、という企業も多いと思いますが、貴社がSAJの活動に積極的に参加できる理由は何でしょうか。

私も現場に結構手を入れているので、普通の経営者の方と同じだと思います。SAJの活動頻度も研究会の活動は2か月に1回位ですし、SAJの交流会は総会・賀詞交歓会とそこまで多くないので、負担に感じないで参加できています。交流会でも田中会長や豊田副会長のように強力なメンターが近くにいて、いろんな人を紹介してくれたのでそれがビジネスチャンスになったと感じているので、交流会などにも積極的に参加しています。

新規会員企業へのアドバイス

受託開発をしている企業さんには、自分たちでソリューションを作って前に進む、会員になることによって、自社のビジネスモデルを改革させる、ブラッシュアップさせるためのツールとしてSAJを利用してください。SAJには、必要な人・情報・行政との連携などなんでもそろっているので、どんどん活用していきましょう。

会社基本情報

企業名 リアルネットワークス株式会社
代表者 Mr. Robert Glaser
社員数 281名(米国含む)
会社URL www.realnetworks.com
業種業態分類 ソフトウェアベンダー
主なクライアント Sier(販売代理店)
SAJ入会年月 2018年5月
取材日 2023年9月29日
対応者 ACAP副社長 高村 徳明様

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