エグゼクティブセミナー in 大分 ~DX時代と地域の未来~ 終了報告

2023年7月25日

 令和5年6月30日(金)~7月1日(土)の2日間、SAJ会員の経営者・管理者層を中心とした「エグゼクティブセミナー in 大分 ~ DX時代と地域の未来 ~」が、大分県大分市の大分大学で開催されました。SAJから総勢42社・団体/55名が参加し、大変盛況な中、無事終了しました。

参加企業

<SAJ側42社・団体/55名、企業名五十音順>

AXLBIT株式会社、アコハースグループ株式会社、アップデータ株式会社、アルファテック・ソリューションズ株式会社、anbx株式会社、イナゾウ株式会社、株式会社ウチダ人材開発センタ、株式会社エスペシャリィ、株式会社オービックビジネスコンサルタント、株式会社キャリアブリッジ、クオリティソフト株式会社、株式会社グッドワークス、株式会社グリーンキャット、株式会社コスモ・コンピューティングシステム、コナミグループ株式会社、株式会社サイエンスアーツ、さくらインターネット株式会社、株式会社シー・エヌ・エス、スターティアレイズ株式会社、セイ・テクノロジーズ株式会社、税理士齋藤康之事務所、創研情報株式会社、日本ナレッジ株式会社、一般社団法人日本ピルビスワーク協会、ネクストウェア株式会社、株式会社ネクストスケープ、株式会社バーズ情報科学研究所、株式会社Harness LLP、ハイネスソリューションズ株式会社、株式会社パスカリア、株式会社ピーエスシー、ピー・シー・エー株式会社、株式会社ヒューマンテクノロジーズ、株式会社フォーラムエイト、株式会社フォスターネット、株式会社PHONE APPLI、株式会社BluePort、フルタニ産業株式会社、株式会社豆蔵K2TOPホールディングス、ラクラス株式会社、株式会社リボルブ・シス、一般社団法人ソフトウェア協会

プログラム

令和5年6月30日(金) 
10:00 ●集合場所:別府駅付近
貸切バスで別府市内視察後、昼食会場「うを清」へ移動
12:00 ●集合場所:大分空港 1階到着ロビー
貸切バスで昼食会場「うを清」へ移動
12:00~12:55 大分空港出発<バスで移動>
13:00~13:45 昼食会場「うを清
〒870-0033 大分県大分市千代町4-3-8  TEL:097-532-1722
13:45~14:30 うを清出発<バスで移動>
14:30 大分大学 理工学部着
14:30~17:10 14:30~14:45

●挨拶等
1.挨拶 
・古家 賢一様(大分大学理工学部理工学科 知能情報システムプログラムプログラム長 教授)
・SAJ会長 田中邦裕

2. 大分大学様の産学連携紹介
ご登壇:小川 領一様(大分大学 研究マネジメント機構 産学官連携推進センター産学官連携部門 准教授)

<会場:理工1号館第1会議室>

14:50~16:00

●大学・SAJ紹介・学生との意見交換会
1. 知能情報システムプログラムの取り組み紹介
ご登壇:大竹 哲史様(大分大学理工学部 知能情報システムプログラム教授)

2. SAJ会長 田中 邦裕 講演
「皆さんはどのような会社で働きたいですか?~楽しい仕事・会社・社会を作ること~」

3. SAJと大分大学学生との意見交換
モデレータ:田中 邦裕 SAJ会長
パネリスト:小川 敦 SAJ理事、大森 謙治 SAJ理事、桑鶴 大也 SAJ理事、長谷川 章博 SAJ理事

<会場:理工104号室>

16:00~17:00 ●構内視察<2班に分かれて30分ずつ>
-減災・復興デザイン教育研究センター(CERD)
-知能情報システムプログラム計算機演習室
17:00~17:10 集合写真
17:10~18:00 大分大学出発<バスで移動>
18:00 ホテルリゾーピア別府着 各自チェックイン、懇親会まで休憩
〒874-0831 大分県別府市堀田7組の1  TEL:0977-25-2111
19:00

●懇親会 於:地下1階 宴会場「紅白梅」
◆次第 ・ご来賓紹介
    ・開会挨拶・乾杯ご発声:SAJ会長 田中 邦裕
    ・中締め:SAJ名誉顧問 和田 成史
    ・司会進行:SAJ交流委員会委員長 村瀬 正典

20:30 中締め・解散

6月30日(金)

大分大学 訪問:セミナーの開催

 大分大学は、昭和24年、学芸学部(現在の教育学部)と経済学部からなる新制大学として発足し、平成15年には大分医科大学との統合により、現在は、5学部 (教育・経済・ 医・理工・福祉) と5研究科 (教育・経済・医・工・福祉) から成り、約5,000名の学生、約600名の大学院生と約700名弱の教員が在籍しています。大分県唯一の国立大学であり、地域拠点大学として研究結果を地域に還元し、地域社会との連携を深めていくことをビジョンとしています。

 到着後、セミナー第一部として理工一号館第一会議室にて、大分大学理工学部理工学科 知能情報システムプログラム プログラム長 教授 古家 賢一様、SAJ 田中邦裕会長よりご挨拶いただき、その後「大分大学の産学連携」についてご紹介いただきました。

 セミナー第2部からは、理工104号室に移動し、大分大学の学生約40名とともに、田中邦裕会長がモデレータとなって、パネルディスカッションが行われ、その後学生の皆さんとの意見交換会も行われました。

大分大学の産学連携について

 大分大学 研究マネジメント機構 産学官連携推進センター産学官連携部門 准教授 小川 領一様より大分大学の産学連携についてご紹介いただきました。産学官連携推進センターは、「産学官連携部門」と「知的財産管理部門」で構成されており、産学官連携部門では大学の研究成果や技術を企業や自治体が活用し、共同研究や受託研究につなげていくことを目的とし、知的財産部門では共同研究から生まれた知的財産の活用に関する業務を行っています。
 研究案件の具体例として、JICA(国際協力機構)と国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)との胃がん撲滅のプロジェクトや、小中学生を対象としたアントレプレナーシップセミナー教育を行うプロジェクト等をご紹介いただきました。
 産業と自治体とアカデミアのコミュニティをつくることを目標に、今後は研究だけではなく、人材育成を含め外部との連携を深めていきたいとのお話をいただきました。

大分大学 研究マネジメント機構 産学官連携推進センター 産学官連携部門 准教授 小川 領一様

大分大学 理工学部 知能情報システムプログラムの取り組みについて

 大分大学理工学部 知能情報システムプログラム 教授 大竹 哲史様より、知能情報システムプログラムの取り組みについてご紹介いただきました。

 昨年創立50周年を迎えた理工学部の改組により旧共創理工学科 知能情報システムコースが理工学科 知能情報システムプログラムに生まれ変わり、情報・知能分野の専門知識・技術を習得、プログラミングの能力を育成するため、プログラミング教育科目の早期配置、プログラミング・キャンプや早期研究室配属の制度、JABEEにより国際的水準を満たしていると認定されたプログラムの開設等についてご説明いただきました。

大分大学理工学部 知能情報システム プログラム 教授 大竹 哲史様

学生との交流

続いて、「皆さんはどのような会社で働きたいですか?~楽しい仕事・会社・社会を作ること~」と題したパネルディスカッションと学生(約40名)との意見交換会を行いました。はじめに、モデレータの田中邦裕会長より、SAJの概要をご紹介するとともに、田中会長自身が高専出身で高専時代にさくらインターネットを起業した経緯やソフトウェア業界の動向などを学生の皆さんに紹介しました。

続いて、パネリストの小川 敦理事、大森 謙治理事、桑鶴 大也理事、長谷川 章博理事より、それぞれ自己紹介が行われ、起業した理由や社長になった経緯についてなどご紹介いただきました。

意見交換では、まずは、事前に学生の皆さんから寄せられた質問に対して、パネリストから回答され、続いて、その場で学生の皆さんからの質問を受け、予定時間をオーバーするほど活発な意見交換が行われ、学生の皆様とSAJ双方にとって大変有益な時間となりました。

大分大学の構内視察

続いて、構内視察では2グループに分かれて「減災・復興デザイン教育研究センター(CERD)」と「知能情報システムプログラム計算機演習室」を視察しました。

減災・復興デザイン教育研究センターは、地域の安全・安心社会を構築すべく「調査研究」「防災教育」「復興デザイン」を大きな柱として地域社会と連携しながら活動を行っています。CERDでは、ドローンやIoT、AIを活用して被災状況を分析するシステム「災害情報活用プラットフォーム(EDiSON)を構築しており、視察当日は大分県全域に大雨警報が出ていたため、雨量の予報や河川水位、災害発生リスク等リアルな数値をシステム上で見ることができました。

また、実際に各地で起きた大規模地震の揺れを再現したシミュレーター「地震ザブトン」を体験させていただきました。揺れながらスクリーンで家具などが倒れる映像を見て、地震の強さ、怖さを体感することができました。

  

知能情報システムプログラム計算機演習室は、知能情報システムプログラムコースにおいてプログラミング技術やソフトウェア開発技術を実践的に学ぶための施設で、知能情報システムプログラムコースのカリキュラムや習得できる技術について、ご説明いただきました。

  

懇親会

会場:ホテルリゾーピア別府 地下1階宴会場「紅白梅」
〒874-0831 大分県別府市堀田7組の1

懇親会は、宿泊先のホテル「リゾーピア別府」の宴会場にて行われました。
はじめに、今回の視察に多大なるご協力をいただいた大分大学 大竹 哲史教授よりご挨拶を頂き、田中 邦裕 SAJ会長による開会挨拶と乾杯のご発声で宴が始まりました。
総勢56名の皆様にご参加いただき、大分の地元食材など旬の食材を使った料理の数々を楽しみながら、皆さま積極的に交流されていました。中締めは、和田 成史名誉顧問による三本締めが行われ、大盛況のうちに終了しました。

  
  

7月1日(土)

県内視察

 翌7月1日は、「県内視察」、「親睦コンペ」の2つのコースに分かれてオプション開催予定でしたが、大雨の影響でゴルフ場が閉鎖し親睦コンペは中止、県内視察も予定していた観光ルートを断念し、急遽希望者のみで新たなルートにて観光することとなりました。
 午後から雨も止み、まずは、別府市北浜にてそれぞれ好きな昼食を楽しみ、その後バスで別府地獄めぐり(鬼石坊主地獄、血の池地獄、龍巻地獄)観光、杵築市内の城下町を散策しました。

  

  

終わりに

 最後に、「エグゼクティブセミナー in 大分」にご参加いただきました皆様には、多大なるご協力をいただき、誠にありがとうございました。お陰様で2日間、無事に終了できましたことをあらためて感謝申し上げます。

 なお、SAJでは来年度も「エグゼクティブセミナー(場所:未定)」を企画する予定ですので、ぜひともご参加いただけますようお願い申し上げます。(事務局:井上・土井)

※終了報告書のPDF版はこちら

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