第1回iCDコミュニティ終了報告

2015年6月6日

iCD(iコンピテンシ・ディクショナリ)研究会主催

平成27年度第1回目の開催となるiCDコミュニティがTOSLOVE市ヶ谷の会議室にて開催されました。

iCDコミュニティは今年度より発足したiCD研究会(主催:木田徳彦、CSAJ理事 人材委員会副委員長)が主催し、iCD活用ワークショップ(旧CCSF活用ワークショップ)へ参加された企業によるクローズな情報交換会となっています。iCD研究会は、昨年までは人材育成研究会の1ワーキンググループとして活動してきましたが、活動の重要度の高まりや活動範囲が広がってきたため、今年度より独立した研究会となりました。

iCDコミュニティで行われる主な内容は、

  • 各社のiCD(CCSF)導入状況
  • 人材育成施策事例の紹介
  • 情報系の他団体との連携

などとなっています。活動頻度は不定期ですが、今年度は半年に1回程度ペースで開催する予定です。

iCDとは「iコンピテンシ・ディクショナリ」のことで、自社の業務モデルに即した人材育成の仕組みを運用・展開するための字引としての活用を目的に開発されました。独立行政法人情報処理振興機構(IPA)が昨年7月末に公開し、これまでの「CCSF(共通キャリアフレームワーク)第一版・追補版」で示してきたタスクモデル・スキルモデル・人材モデル等の要素を区分・整理しなおして、「タスクディクショナリ」・「スキルディクショナリ」(体系化された辞書)として提供しています。

iCDコミュニティは基本的にiCD活用ワークショップに参加された企業のみとなっているため、今回は昨年度(第3期)のメンバーが初めて加わりました。木田主査から過去の活動の振り返りから、今年度予定している活用ワークショップの説明を行った後、第1~3期まで参加されたメンバーの方から活用ワークショップ参加後の近況報告を行っていただきました。iCD(CCSF)の導入状況は各社毎に異なっており、全社展開向けて活動している企業もあれば、社内でなかなか理解が得られなく展開に苦労している企業などありました。これに対してオブザーバとして参加されている情報処理推進機構(IPA)の遠藤氏からは、待ちの姿勢も必要とのアドバイスをいただいたり、各社から意見や質問など、参考になる話を聞くことができ、とても参考になりました。また、活用ワークショップ開催にご協力いただいているIPA遠藤氏からも、iCDコミュニティ限定で耳寄りなお話をしていただき、貴重な会合となっています。

終了後、場所を変えて懇親会を開き、メンバーのより活発な情報交換と懇親を深めました。(事務局 小林)

第4期iCD活用ワークショップのご案内

iCDを自社の人材育成として導入を希望される企業向けに毎年「活用ワークショップ」を開催しています。今年度は6/23のキックオフミーティングを始めに、7月から8月辺りで集中的にワークショップを行います。まだ参加企業を募集していますので、人材育成でお困りの企業やITSSより一本先に進んだ育成を希望される企業は、ぜひご参加ください。

お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 小林 E-mail:gyoumu1@csaj.jp
TEL:03-3560-8440

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