【Online】地域5G研究会キックオフミーティング 終了報告

2021年4月15日

地域I5G研究会 主催

令和3年3月30日(火)、地域IoT推進委員会の下、地域5G研究会発足のキックオフミーティングをオンラインにて開催いたしました。

実施日時:令和3年3月30日(火)16:00~16:50
実施会場:ウェビナー(ZOOM)
参 加 者:26社40名

 最初に地域5G研究会 坪谷主査(株式会社NTTドコモ 執行役員 法人ビジネス本部 5G・IoTビジネス部長)よりご挨拶いただき、地域5G研究会の発足説明や、今後の活動予定についてご説明いただきました。

 5Gとはどうような周波数帯を使っているかなどの技術的な面と併せて、目下の5Gエリア展開状況や提供状況に加え、今後の展開についてもご説明いただきました。また、キャリー5G(TM)やローカル5G構築支援など、直接ビジネスにつながる具体的な支援に加え、顔認証入退勤ソリューション、ARスマートグラスを使用したリアルタイム遠隔支援など5Gの導入により広がるビジネスの可能性について、具体例を交えつつ、ご紹介いただきました。

 最後に地域5G研究会が属する地域IoT推進委員会 豊田 崇克委員長(ネクストウェア株式会社 代表取締役社長)よりご挨拶をいただき、キックオフミーティングは終了いたしました。

 地域5G研究会では、5Gを通じた様々な企業・地域社会との連携により、地域経済及びQoL向上を目指して、幅広くビジネスの可能性を探り、新しい事業構想や具体的なシステムの在り方などを模索していく予定です。
 是非地域5G研究会へご参加ください。

坪谷主査
(株式会社NTTドコモ 執行役員
法人ビジネス本部 5G・IoTビジネス部長)
地域IoT推進委員会 豊田 崇克 委員長
(ネクストウェア株式会社 代表取締役社長)

当日及びアンケートにて頂いたご質問とご回答は以下よりご覧ください。

ご質問 ご回答
キャリー5G(TM)を用いたソリューション開発や実証実験などを行う場合、実際の設置までどのくらいの時間がかかりますか? 電波関連の申請や衛星放送等の電波干渉の検証等が必要となりますので、数か月程度のお時間をいただいております。設置場所によって期間が異なりますが、場所が決まっている場合は確認可能となります。
セミナー冒頭で海外事例も踏まえながらとありましたが、今後海外展開の予定がありますか? 北米や韓国など、海外事例は情報収集しております。
勉強会などで情報提供してまいりますので、是非、事例のご提案をいただければと思います。
5Gエリアの4G同等エリアのカバー目標時期はいつごろになりますでしょうか? 5Gエリアはなるべく早く広げたいと考えておりますが、3Gや4Gで綿密にエリアを作っていることや、既存周波数の転用などもあるため、それを見据えた対応が必要となります。
具体的なターゲット時期はご容赦いただければと思いますが、なるべく早く広げていきたいと考えております。
また、設備コストの観点もあり、3G終了も考えながら進めております。6Gが出てくれば4Gを終了させるというように、おおよそ10年周期での入れ替えとなっております。
5Gだから特別なことができるというより、今まで通信できる容量の都合上、実現が難しかったころが5Gで実現できるようになったという理解でよろしいでしょうか。 5Gにより、実現が難しかったことが実現できるようになるという理解であっております。
5Gへの期待が高いのですが、万能インフラというわけではありません。無線やMECで伝送速度を速くする技術はありますが、マーケットのニーズが高まると5Gも限界が来てしまいます。
新しいインフラによってビット単価が安くなり、コスト・料金・周辺デバイス等の視野が広がると考えております。
5GとAIとを組み合わせた事例について、詳しくお聞きしたいです。

5Gの高速大容量を活用した顔認証入退管理が可能なソリューションなどがございます。
画像による本人特定においては、高解像のデータを即時に処理をできることが重要となりますが、5G通信およびドコモオープンイノベーションクラウド※を活用することで、高解像度の映像での本人特定と低遅延通信を実現しております。

※ ドコモオープンイノベーションクラウド:低遅延、高セキュリティなどMEC(Multi‐access Edge Computing)の特長を持つクラウドサービス

ビジネスモデルを知りたい プレサービスからの実証・商用での実績から、当面は5Gの高速・大容量を活かせる映像・XR・AIに関連するビジネスが中心となると考えております。
5Gオープンパートナープログラムを中心としたパートナー様のアセット(技術・プロダクト・サービス)とドコモ5Gの組み合わせることで、新たなソリューションの創出を行っております。
様々なデータの収集が可能になり、それらを街の経済効果への取り組みや安心安全な街づくりに使っていけると思いますが、そのような取り組みもされる予定でしょうか 収集したデータによる経済活性化や安心安全な街づくりは取り組みたいと考えております。
現在、モバイル空間統計という携帯電話の位置登録情報を活用し、在圏したエリアごとの所在データを加工集計し、人の移動の流れをデジタル化しているサービスがございますが、今後はモノも含めたデジタル化の取り組みを推進したいと考えております。
キャリー5Gは5Gだけでなく4Gや3Gの同様のソリューションはあるのでしょうか。
(存在の有無と、ある場合4G、3Gだと導入・検証のハードルが低い等、導入しやすさがあれば知りたく。まず導入しやすいキャリー4G(仮称)でテストして、現実的になってきたら、キャリー5Gを本格投入等を想像。)
キャリー5G同等のソリューションは3Gおよび4Gではご用意しておりません。
5Gの基地局を増やしていく中で、充分にエリアが広がった時には今度は4Gの基地局をたたんでいく、と仰っていましたが、なぜ4Gなのでしょうか。
私生活において、現在は4Gはなくてはならない状況であり、スマートフォンでいうと契約しているプランの容量をオーバーした際には3G回線に切り替わってしまいますが、3Gは正直使い物にならないレベルだと感じています。なので、5Gが浸透した際には、そういった回避させる回線は4Gだろうと思っていたのですが、3Gの基地局を減らさず4Gの基地局を減らすということなのであれば、疑問に思いました。
周波数の関係だったりするのでしょうか。
正しくお伝えできておらず申し訳ございません。
3番目の回答にも関連いたしますが、5G拡大とともに減らしていくのは3Gとなります。
4Gを減らすのは6Gが出てくるタイミングと想定しております。
研究会への参加が初めてのため、基本的な質問となってしまいますが、確認させてください。
・研究会の開催頻度はどの位でしょうか?
・また、開催場所や開催方法などは決まっていますでしょうか?
(事務局より)

今年度の地域5G研究会の開催予定は5月、7月、11月、12月、1月、3月の予定です。年間予定につきましては、以下のWebページをご参照ください。

https://www.csaj.jp/committee/regionalIoT/Regional_5g.html

新型コロナウイルス感染症の感染状況等によっては、中止、延期等の措置を行う場合もございますので、予めご了承ください。

尚、全てのセミナーや研究会へのご参加は必須ではございません。(できるだけご参加いただければ大変光栄です)ですので、お気軽にご参加いただければ幸いです。

開催場所・開催方法は決定しているセミナーもございますが、今後の状況に応じて変更する場合がございます。こちらも予めご承知おきいただければと思います。

お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 澤口 TEL:03-3560-8440 FAX:03-3560-8441 E-mail:gyoumu1@csaj.jp

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