「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」報告書の公表

2015年7月13日

省庁・団体名

情報通信政策研究所

概要

総務省情報通信政策研究所では、ICT分野の技術革新が急速に進展する中、大きく変貌する未来社会の像を展望し、現在取り組むべき課題や、今後に向けた提言等について検討するため、本年2月から「インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会」(座長:村井 純 慶應義塾大学環境情報学部長・教授)を開催してきました。今般、報告書が取りまとめられましたので公表します。

内容

1 概要

情報通信ネットワークや人工知能といったICT分野の急速な進展により、従来、人間だけが行ってきた頭脳労働(認知、判断、創造)について、人間が機械の支援を受けたり、機械がその一部又は全部を代替する結果、人間社会が大きく変化すると予想されます。

このような未来社会をもたらす技術革新を本研究会では「ICTインテリジェント化」、それを支える技術やシステムの総体を「インテリジェントICT」と定義し、(1)人間の生活・仕事・価値観を変えうるインテリジェントICTを「使いこなす」ための取り組みを現在から始める必要があること、(2)諸外国がインテリジェントICTの開発・展開に係る多様なプロジェクトに着手し先行している中、我が国も、その開発・展開などを促進すべきことなどを提言することをまとめました。

2 主な課題・提言

  • インテリジェントICTを「使いこなす」ための取り組み
    (研究開発の基本原則の策定、社会実装に向けた倫理、法律上の問題、等)
  • インテリジェントICTの開発・展開の促進
    (企業間連携の促進、イノベーションを活かす制度的対応、戦略的研究開発の推進、等)
  • インテリジェントICTを前提とした社会・経済への移行促進
    (民を主体とするインテリジェントICTの導入・活用促進を、早急に国家戦略レベルで推進、等)

3 添付資料

詳細

お問い合わせ

情報通信政策研究所 調査研究部
担当:小津調査研究部長、吉田主任研究官
TEL:03-5253-5496(直通)

PAGE TOP