「愛と繁栄を実現する経営改革」今こそ存在意義(ミッション)を再確認し、ピンチをチャンスに変える。

2021年1月1日

CSAJ 監事 戦略経営コンサルタント 山田隆明

 コロナ禍の影響で格差が開いています。勝ち組はますます好調に、負け組はますます厳しく。
厳しいからといって、手をこまねいていても仕方ありません、何か手を打たねば。
今こそ原点に戻って「自社の存在意義(ミッション)」を見直してみてはいかがでしょう。
「当社は何のために存在しているのか」「世の中にどう貢献しているのか」といった「存在意義」を問い直してみましょう。
世の中に役立つ仕事をしていると自覚することは、自信になります。
自信が増せば、積極的な経営戦略へと進めます。

 では、どうやって「存在意義を確認」するか。
私は「自分のたな卸し」をお勧めしています。
具体的には、創業したときの想いや、これまで支えてくださった方の期待などを振り返ってみて、「自分のプロフィールの変遷」を書き出してみましょう。

 今回は、私のたな卸しとして、私自身のプロフィール変遷をご紹介いたします。
〇 私は、「営業」と「会計」と「経営」をやってきました。
〇 まず、「経営者はほんとうに困っている」ことを発見しました。
経営のやり方を学校で習ったわけでないので、「手探りで」やらざるを得ません。
例えば、エンジニア出身で営業やおカネには詳しくなく手探りでやっておられるケースなどはよくあります。
何とかそういう経営者のお役に立ちたいと思い、「おカネ」が重要だと考えて会計士になりました。
〇 しかし、会計をやってみて、会計というものが経営に役立っていないことに気付きました。
何とか「会計を経営に役立てられないものか」と模索するうちに、「経営計画こそが経営の柱」との結論に至りました。
なぜなら、経営者の想いから、経営戦略、数字の管理まで、一連の経営管理を網羅するからです。
これさえきちんと作って実行すれば、必ず経営はうまくいくと確信しました。
〇 では、その経営計画は誰が指導しているかというと、ほとんどが会計事務所です。
しかし、彼らの指導というのは、あるべき経営計画ではありません。
① 作成目的が経営改善でなく銀行提出にある。
② そのため、数字だけの計画にすぎず、経営理念や経営戦略と一気通貫になっていない。
③ 一気通貫になっていないことから、未来志向でなく過去会計の延長にすぎない、など
つまり、「経営の方を向いていない」と言えます。
これを見て、「このままではダメだ、ほっとけない」「自分がやらなきゃ」と思い、
自分の「存在意義(ミッション)」を「あるべき経営計画を伝えること」と決めました。
〇 その際の基本となるスタンスは、お客様の利益を追求すること、すなわち「お客様ファースト」にあること。
また、対象領域をヒト・モノ・カネの経営全般とし、経営全般に関するアドバイスをすること。
以上、あるべき経営計画で、お客様と一緒に成長して、日本経済の活力を取り戻すことが私のミッションだと考えました。
〇 そこで、会計事務所は引退して、経営計画コンサルティングに専念しました。
会社名の「わくわく」は、「経営はわくわくしながらやるもの」との信念から付けました。
経営者が「自分はこれこれをして世の中の役に立つんだ」との想いをもって経営すれば、自然にわくわく感が出て、会社は良い方向に回っていきます。
〇 私は、このわくわく感を阻害するもの、すなわち「不安」を排除しようと、一つには(とりわけコロナ禍においては)「リスクを軽減する」取り組みをしております。
リスクを「数値化して」経営計画に盛り込む取り組みです。
リスクが軽減されれは、経営者は「安心でき」、結果として「意気込みをもって、本気で」経営に取り組むことができます。

 こうして「自分のたな卸し」を行って、「存在意義を再確認」できれば、次は新たな経営戦略(新しい生活様式版 経営戦略)へと進んでいけます。
そこから新たな発展への道が拓けます。
「存在意義の再確認」は、ピンチをチャンスに変えるための一方法です。

筆者略歴

山田 隆明(やまだ たかあき)
社長様向け経営計画コンサルタント
「自社の存在意義(ミッション)の再確認」をサポートをいたします。
わくわく経営株式会社 代表取締役
 URL  : https://www.wk2.consulting/

  山田 隆明Twitter


◆オンラインセミナーのご案内
〇タイトル:「年頭にあたって、自社の存在意義(ミッション)を問い直そう」
〇日時:2021年1月13日(水)、1月21日(木) いずれも16時00分~16時30分
〇内容:今こそ原点に戻って「自社の存在意義(ミッション)」、すなわち「当社は何のために存在しているのか」「世の中にどう貢献しているのか」を問い直しましょう。
世の中に役立つ仕事をしていると自覚することは、自信になります。
「存在意義の再確認」は、ピンチをチャンスに変えるための一つの方法です。
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