非正規就労の方を中心とした デジタル人材(システムエンジニア)育成事業

SAJでは、厚生労働省が公募した「受講者の特性に対応した教育訓練手法の構築・普及促進事業」において、「非正規就労の方を中心としたデジタル人材(システムエンジニア)育成事業」で受託し、令和5年度から令和6年度末までの事業として実施します。

受講者向け(受講者募集)ページはこちらをご参照ください。
https://itcareerup.saj.or.jp/

■合同就職面接会開催のご案内
令和6年5月24日(金)に、本プログラムの第1回試行修了者を対象とした、求人企業との面接会を開催いたします。詳しくはこちらのご案内ページにてご確認ください。
(求人企業募集は締め切りました)


本プログラムの訓練カリキュラムを修了したCCNA資格取得者(もしくは相当者)の採用をご検討いただけるIT企業の皆様はこちらをご参照ください。
デジタル人材に関する求人情報ご提供のお願い

本プログラムについて

本プログラムは、コロナ禍や経済情勢などにより不安定な就業環境に甘んじてきた比較的若年層の方々を対象に、IT経験の有無を問わず、3か月程度(e-Learning含めて206 時間、平日週2日+週末1日)の訓練により、IT及びネットワークの基礎的なスキルを習得させ、グローバルに通用しているCCNA(Cisco Certified Network Associate)の資格を持つデジタル人材(システムエンジニア)の育成を目指すものとなります。

訓練は、東京と大阪の2か所をオンラインで結び、リアルタイムで同時に進行することで、今後の効率的・効果的な訓練手法のあり方の検証に役立てる狙いがあります。訓練修了後、希望する修了者には有給インターンシップ先(1か月以内)の紹介及びマッチングのための就職説明会を開催するとともに、SAJが有する無料職業紹介業の資格を活用し、定期的なコンタクトによるモチベーションの維持・向上、履歴書・職歴書の添削、模擬面接などの就職支援を一人一人ハンズオンで実施することで、正社員就職(目標就職率:70%)を目指します。 

本プログラムの対象者

離転職を繰り返しながら、主に非正規職での就業など不安定な就業環境を強いられてきた比較的若年層の方々(30代を中心に40歳前半くらいまでを対象)で、デジタル時代を迎え成長が望めるIT業界への安定した就労を希望する方を対象とします。

昨今のコロナ禍及び厳しい経済状況等において、例えば飲食業、宿泊業、卸・小売業といった業界は大きな影響を受けてきました。こうした業界に就業していた方は、好不況の波を受けやすいうえに、繁忙期と閑散期の差も大きいことから、アルバイトなど非正規での就労が大半であるとともに、労働環境も長時間労働、深夜残業が多い、昼夜が不規則な勤務など、体力的にもきついことから若年層も多く、離転職を繰り返しながら、現在は各業界で非正規での就労など不安定な就業環境を強いられているケースが多々見受けられます。

以上を踏まえ、将来に向け安定した就業環境を望む方々に対して、ビジネスマナーを含めた適切な訓練を提供し、有益な資格(CCNA)を取得していただくことで、今後ますます人材不足となることが予想されるIT業界に対して優秀な人材を供給する事業としてまいります。

訓練カリキュラムの内容と取得資格

本プログラムを通じて、ネットワーク/プログラミング技術の基礎を習得し、 IT(特にプログラミング)及びネットワーク分野などデジタル知識を有する「システムエンジニア」を育成します。

カリキュラムの内容については、習得スピードや事前知識に個人差の大きいIT及びネットワークの基礎知識については、個々人のペースに応じて学習が進められるオンデマンドのe-Learningを活用し、CCNA資格取得のコア部分の訓練及び実務的な訓練については、講師との対面とし、個々人の特性に応じた効率的かつ効果的な訓練手法を採用しました。

e-Learning:対面式訓練の前提として必要な知識は、現状の保有知識に差が生じやすい、あるいは、習熟度が個人に依存する領域・分野であることから、e-Learningで実施します。

対面式訓練 : e-Learningにより必要な知識を予習又は自己の復習として活用していただき、受講者の事前の知識レベルを揃えることで、対面式訓練時に知識ギャップを埋める時間を削減することができるため、最大限の訓練効果を目指す仕組みとなっています。さらに、対面式訓練では、就業後に現場で必要となるであろう実務レベルの実習・訓練を集中的に行う事ができ、知識と経験の両輪を持った修了生を輩出する予定です。

目標としている取得資格は、米国シスコ社の認定資格である「CCNA( Cisco Certified Network Associate) 」であり、これは、ネットワーク技術等を中心としたシステムエンジニアの資格としては、グローバルに通用する登竜門ともいえる資格となります。

就職支援について

より良い人材を供給することを目的に、本プログラムへの応募者に対して事前に募集説明会を開催し、訓練内容、訓練により習得できる知識・技能や想定される職種、就職支援の内容等について説明するとともに、①IT業界の最新動向(CCNA資格の有用性)、②今後目指すことが可能なキャリアパス(システムエンジニアの将来の有望性)、③訓練する内容(自宅学習の必要度)、④無料職業紹介業の資格を持つ当協会が責任をもって一人一人にハンズオンで就職支援をすることなどを説明し、本プログラムに申し込むにあたり応募者一人一人が訓練に参加する目標を明確にした上で、途中で脱落者が極力出ないようにモチベーションを高めて臨めるように配慮します。
その後、受講者の基礎学習項目の習熟度を把握し、各人に効果的なシステムエンジニア育成コースを実施することを目的としたITリテラシーテストを実施するほか、キャリアコンサルタントから、それぞれが目指すキャリアや目標などについて簡単なコンサルティングを行ったうえで、受講者を確定します。

訓練が終了した後、就職支援対象者に対して、就職候補企業とのマッチングに活用するために適性検査を実施するとともに、再度キャリアコンサルタント面談を行い、修了生の意向をしっかり確認したうえで、SAJが有する無料職業紹介業の資格を活用したキメ細かなハンズオン支援(定期的なコンタクトによる修了生のモチベーションの維持・向上、履歴書・職歴書の添削、模擬面接の実施など)を提供します。

また、就職後のミスマッチを極力防ぐ観点から、希望する修了生に対して最大で1か月程度の有給インターンシップ先を紹介するとともに、複数の企業と修了生をマッチングするためのオンライン就職説明会を開催する予定です。

デジタル人材に関する求人情報ご提供のお願い

お問い合わせ先

本事業に関するお問い合わせは、以下までご連絡下さい。

■お問い合わせ先
 一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
 e-mail:itcareerup_info@saj.or.jp

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