【Online】アジャイル開発における契約のポイントと留意点について
~ユーザ/ベンダ間の緊密な協働によるシステム開発でDX推進を~
2021年10月14日
デジタルトランスフォーメーション(DX)の核となる情報システム・ソフトウェア開発では、変化の激しいビジネス環境に即応して迅速に開発を行い、運用時の評価結果や顧客の反応に基づいて素早い改善を繰り返す「アジャイル開発」が活用されています。
アジャイル開発は、ユーザの要求が変化することを前提として、ユーザが現に必要としているものを優先して開発・改善を進めていく手法であり、ウォーターフォール開発の弱点(最初に全ての要件を固定するため事後的な要件の変化に対応しにくい等)を克服するものといえます。
こうしたアジャイル開発を外部委託で行う場合に用いる契約のモデルについては、(独)情報処理推進機構(IPA)がアジャイル開発版「情報システム・モデル取引・契約書」を策定し、2020年3月に公開しています。
一方で、アジャイル開発は、ベンダとユーザが開発チームを構成し、密にコミュニケーションをとりながら開発を進めるものであることから、従前より偽装請負(労働者派遣法違反)のリスクを懸念する声がありました。
このような懸念を受けて、先般、厚生労働省から発表されました「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」(37 号告示)に関する疑義応答集(第3集)は、アジャイル開発に特化した内容となっており、「実態として、発注者と受注者の関係者が対等な関係の下で協働し、受注者側の開発担当者が自律的に判断して開発業務を行っていると認められる場合であれば、偽装請負と判断されるものではありません。」(Q2)との基本的な考え方に基づき、具体的な場面に応じたQ&Aを示しており、アジャイル開発の外部委託を行う上で非常に参考になると思われます。
つきましては、IPAから公開されているアジャイル開発版「情報システム・モデル取引・契約書」のポイントや留意点を中心に、上記疑義応答集(第3集)の内容も含め、ブレークモア法律事務所の梅本弁護士にご説明いただきますので、奮ってお申込みくださいますようご案内申し上げます。
概要
日 時 | 2021年11月16日(火)14:00~15:30((ZOOM会議室への入室13:50~) |
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会 場 | オンライン(ZOOMウェビナー) ※お申込みいただいた方には、前日までに参加登録用URLをご連絡いたします。 |
対 象 | SAJ会員限定 |
受 講 料 | 無料 |
定 員 | 100名(参加申込先着順受付、1社から複数名ご参加いただけます) |
申込方法 | 本サイトの「参加申込フォーム」からご登録ください。 |
プログラム
14:00~15:15 (75分) | ・アジャイル開発における契約のポイントと留意点について 講師:梅本 大祐 氏(ブレークモア法律事務所 弁護士) |
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15:15-15:30 (15分) | ・質疑応答 |
講師略歴
梅本 大祐 氏(ブレークモア法律事務所 弁護士) |
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弁護士・情報処理安全確保支援士。2002年~2005年 日本ヒューレット・パッカード(株)にてエンジニアとして勤務。2009年弁護士登録。2017年~2018年総務省総合通信基盤局消費者行政第二課にて違法・有害情報対策等を担当。2010年~2013年及び2019年~ (独)情報処理推進機構専門委員として「非ウォーターフォール型開発に適したモデル契約書」及びアジャイル開発版「情報システム・モデル取引・契約書」の策定に関与。 |
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