レポート:イノベーションのカギを握るデザイン経営
~Afterコロナ社会は「人=ユーザ」目線が重要~

2020年7月22日

UX Tech研究会主催

 UX Tech研究会では、UI/UXの推進にあたり、経営・管理者層を対象とした「イノベーションのカギを握るデザイン経営」セミナーを開催しました。

 田中 啓一主査(日本事務器株式会社 代表取締役社長)による開会挨拶ののち、増田 真也様(株式会社ディー・エヌ・エー)からは、デザイン経営の先駆者として、5年以上前から企業全体で取り組んできた経験をもとに、時代の流れに応じて考え方を抜本的に変える必要があること、組織全体で取り組む必要があること、そして手足を動かしたユーザとの対話が大切であることなどについて、ご講演いただきました。続iいて、外山 雅暁様(特許庁)様からは、「デザイン経営宣言」発信した背景と、実際に特許庁で行ったデザイン経営の取組み事例について、ご講演いただきました。

 聴講者からは、プロダクトデザインの実例や、組織内で各部門を成長させる手法など、大変参考になったと好評の声をいただきました。

 本セミナーは、初めてオンライン・オンサイト両方で行われるハイブリッド開催となりました。オンサイト用に、講師用シールド、消毒、検温、ソーシャルディスタンスの確保、マスク着用といった、新型コロナウイルス対策を実施し、無事に開催・終了することができました。ご参加の皆様におかれましては、本対応にご協力いただき誠にありがとうございました。

概要

日 時 2020年 7月 7日(火) 15:00~17:00
会 場 オンライン(ZOOMウェビナー)
および
CSAJ会議室 (〒107-0052 東京都港区赤坂1-3-6 赤坂グレースビル3F)
参加者 23社40名
(オンライン:20社36名/CSAJ:3社4名)

プログラム

15:00~15:03

主査挨拶

田中 啓一(日本事務器株式会社 代表取締役社長)
15:03~16:00
(質疑応答含む)

『デザイン経営の解釈と実践について』
講師:増田 真也 氏 (株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 デザイン本部長)

概要:デザイン経営の解釈と位置付けについて
   DeNAにおけるデザイン経営の実践について

16:00~17:00
(質疑応答含む)

『なぜ今デザイン経営なのか』
講師:外山 雅暁 氏  (特許庁 デザイン経営プロジェクトチーム 総括チーム)

概要:「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。特許庁がなぜデザイン経営に取組んでいるのか、その目的やプロセスを紹介すると共に、企業ではどのような取組がなされているかをご紹介いただきました。

講師略歴

増田 真也(ますだ しんや) 氏
株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 デザイン本部長
多摩美術大学 環境デザイン学科 卒 2008年デザイナーとして中途入社。mobageのマネージャー、スマホ版mobageなどの立ち上げを経て、音楽ストリーミング配信サービスや地域SNSなど新規事業のプロダクトマネージャーを経験。大手ゲーム会社とのプラットフォーム開発におけるプロダクトマネージャー、デザイン戦略室の副室長を兼務後、2018年4月からデザイン本部本部長に就任。
外山 雅暁 (とやま まさとき)氏
特許庁 デザイン経営プロジェクトチーム 総括チーム
2001年特許庁入庁。意匠審査官、国際課等を経て、2012年から経済産業省デザイン政策室でデザイン政策を担当。デザイン思考推進のための研究会を実施。2018年2月から特許庁デザイン経営プロジェクトの立ち上げを開始し、2018年8月のプロジェクト発足からは総括チーム及び広報チームに所属。現在はデザイン経営の普及プロジェクトも並行して行う。
田中主査挨拶
講師席にシールドを設置
増田様ご講演の様子(オンサイト)
外山様ご講演の様子(オンサイト)
増田様ご講演の様子(オンライン)
外山様ご講演の様子(オンライン)

お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 若生・馬
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