レポート：「中国吉林省訪日団との交流会」終了報告

　吉林省は中国東北地区の中部に位置して、面積が18.74万平方キロメートルで、総人口が2375.37万人。省都長春市は、全省の政治、経済、科学教育、文化、金融と交通の中心で、「自動車の町」「映画の町」「科学教育文化の町」「森林の町」「彫刻の町」として有名。
　同省は古くから工業基地を振興してきた優位性を有し、自動車、石油化学、食品、装備製造、医薬健康は五つの重点産業であり、特に自動車、高速鉄道の製造は国内でトップレベルに位置しています。　日本は吉林省にとって重要な貿易相手国であり、トヨタをはじめ、数多くの日系企業が吉林省でビジネスを展開している。
　サービス貿易においては、吉林省を拠点に日本からシステム開発、BPO、アニメ制作など業務を受託する企業は多数。また、同省には大学が37校あり、IT企業に必要な人材資源がとても豊かであると同時に、長春市は中国サービスアウトソーシングモデル都市であり、オフショア業務を支援する体制が整っている。さらに、デジタル経済の発展に力を入れ、製造業をはじめとする多くの企業がデジタル化・モデル転換に直面しているので、市場ニーズも活性化している。
　今回のSAJ訪問と交流を通じて、新しい業務提携の可能性を探り、日本との貿易往来関係をさらに深めれば幸いです。