【オンラインセミナー開催報告】アフリカで広がるITビジネス~知ることから始まる可能性~

2020年9月23日

国際委員会主催

 CSAJ国際委員会では、世界各国のIT/ICTの現在の状況について、有識者や各委員の調査結果をレポートするセミナーを企画しています。今年度はアフリカやインドといった新興国にフォーカスした企画を提供していく予定です。
 今回は、株式会社SKYAH 代表である原ゆかり様、および株式会社神戸デジタル・ラボの中西様をお招きし、アフリカの基礎からICTの現状についてご講演いただき、27社34名の方々にご参加いただきました。また、セミナー終了後のアンケートでは、「事前準備をしっかりされた見事なプレゼンですね。お話もお上手です。飽きなく聴けました。」や「アフリカの先入観を払拭させられた、目から鱗が落ちるセミナーで大満足です。」等大変参考になったと好評の声をいただきました。

概要

日  時  2020年9月8日(火)15:00~17:00
会  場  ZOOM会議室
出  席  27社34名

プログラム

15:00

15:03

〇委員長ご挨拶
青野 慶久(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)
15:03

16:00

〇『リープフロッグ in アフリカ』

 講  師:原 ゆかり 氏 (株式会社SKYAH 代表)

 講演概要:ラストマイルロジスティックスやホームソーラーシステムの普及など、フィンテックを活用したビジネスの広がりが顕著なアフリカについて、革新を続けるサブサハラ以南アフリカ数カ国のスタートアップ事例、また2012年以来、アフリカ各国の起業家たちとの仕事を通して感じてきたことや、各国の状況の変化、コロナ禍における対応などについてもご説明いただきました。

16:00

17:00

〇『Muraho Rwanda!』

 講  師:中西 波瑠 氏 (株式会社 神戸デジタル・ラボ  デジタルビジネス本部 IoT班)

 講演概要:神戸デジタル・ラボでは、神戸市が進めるルワンダ共和国とのICT分野における経済・交流連携の一環でルワンダを訪問し、ルワンダの学校と情報技術支援で提携したり、雷被害に対しICTによる軽減策として「雷観測リストバンド」を提案するなど積極的な活動を行っています。今回のセミナーでは2016年よりルワンダにアプローチを続けてきた神戸デジタル・ラボ流のITビジネスの事例紹介やルワンダ国内でのIT事情についてご説明いただきました。

講師略歴

会社名   株式会社SKYAH
部署・役職 代表取締役
氏名    原 ゆかり 氏  

愛媛県今治市生まれ。東京外国語大学卒業後、外務省に入省。在職中にガーナNGO法人MY DREAM. orgを設立。2015年に外務省を退職。NGO活動を継続しながら、三井物産ヨハネスブルク支店にて新規事業開発を担当。2018年に三井物産を退職し、アフリカ企業Mara Corporationにてフィンテック・太陽光発電分野の新規事業企画を経て、株式会社SKYAH(スカイヤー)を設立。現在、同社代表を務める。アフリカの高品質商品をキュレートするProudly from Africaを運営。米国コロンビア大学公衆衛生学修士(MPH)。Forbes Japan「世界で闘う「日本の女性」55」選出。

会社名   株式会社神戸デジタル・ラボ
部署・役職 デジタルビジネス本部 IoTアーキテクト
氏名    中西 波瑠氏(なかにし はる)

大学卒業後、オープン系SI事業者にて大手メーカ海外工場の資材輸入管理システム開発・運用に従事。その後、海外拠点間を結ぶビデオ会議ベンチャーをボードメンバーとして立ち上げ、自社の技術戦略や開発方針の立案・遂行を行いつつ、インフラ構築の責任者として海外DCを渡り歩く。2013年KDLに入社。2016年よりIoT技術を活用したシステム/アプリケーションの企画・開発チームを立ち上げ全社へ展開。2016年よりルワンダにおいてのIoTビジネスを展開する傍ら、国内で問題となっている落雷被害解決の一策として雷検知リストバンドを開発。IT技術系コミュニティにも関わり、自らも主宰。勉強会等を運営する一方で、全国各地でIoT技術についての講演活動を行う。

青野委員長より開会挨拶
原様ご講演の様子
中西様ご講演の様子
質疑応答の様子1
質疑応答の様子2

お問合せ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
担当:中野・馬(ま)
E-mail:gyoumu1@csaj.jp TEL:03-3560-8440

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