レポート:『米国IT教育の現状とクラウド・AI検定の開発』セミナー終了報告

2022年2月9日

 人材委員会では、第4次産業革命を担う次世代高度IT人材の育成と、人材の需給バランス適切化を主なテーマに、会員企業が求める人物像の明確化と、その採用/育成方法について調査・意見交換を行っています。

 今回は、アリゾナ州立大学コンピューターAI学部 上級講師である小林 佳弘 氏にご登壇いただき、同氏が日本の企業・団体と開発を進める「クラウド・AI検定」についてご紹介いただくとともに、米国におけるSTEM教育の現状と人材育成についてご説明いただきました。

 37社41名の方にご参加いただき、終了後にご回答いただいたアンケートでは、「米国の教育事情だけでなくビジネスとの繋がりを把握したく考えていたが、最後の質疑応答で確認でき有意義であった。」や「カンニングの多さに驚いたのと、学校で実際に使われているツールの紹介が参考になりました。」等参考になったと好評の声をいただきました。

開催概要

日  時 2021年11月10日(水) 15:00~16:30
会  場 ZOOM会議室 
対  象 SAJ会員限定/経営者、管理者層、人事・総務部門担当者など
参 加 費 無料
出  席 37社41名

プログラム

15:00~15:05   挨拶 人材委員長挨拶 
伊藤 裕二(株式会社フォーラムエイト 代表取締役社長)             
15:05~16:10 「米国IT教育の現状とクラウド・AI検定の開発」

【講演概要】

学生が提出するプログラミング課題の自動採点、カンニング検出システム、手書き試験の採点全自動化など、アリゾナ州立大学で利用しているシステムを紹介するとともに、このようなシステム構築ができる人材育成のために開発しているクラウド・AI検定の概要についてご紹介いただきました。

【講師】
小林 佳弘 氏(アリゾナ州立大学コンピューターAI学部 上級講師、ゲーム開発プログラム主任講師)                                  

講師略歴

小林 佳弘 氏

アリゾナ州立大学コンピューターAI学部 上級講師、ゲーム開発プログラム主任講師。2001年カルフォルニア大学ロサンジェルス(UCLA)よりPh.D取得(建築学専攻、コンピュータ・サイエンス副専攻)。1994年早稲田大学大学院卒(早苗賞)。1992年早稲田大学建築学科卒。フォーラムエイト特別顧問、(一財)最先端表現技術利用推進協会理事、(一財)プロジェクションマッピング協会海外顧問。研究課題として、コンピュータを利用した建築・都市デザインツール開発、AIによる自動3Dモデリング、VRを利用した都市シミュレーションと可視化など。

伊藤委員長による開会挨拶

小林先生ご講演の様子

お問合せ先

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
事務局:中野・馬(ま) お問い合わせフォーム
TEL:03-3560-8440

PAGE TOP