中国政府をはじめとする訪日団のCSAJ来協報告

2019年10月3日

 9月20日、中国より工業局局長をはじめとする政府、各省、大学教授等要人による訪日団(計23名)がCSAJを表敬訪問され、日中間におけるソフトウェアビジネス拡大に向けた活動の一環として、双方はCSAJが展開している事業の内容及び中国に進出を展開している企業の課題等の意見交換等を行いました。

開催概要

日  程 令和元年9月24日(火) 11:00-12:30       
会  場 CSAJ 3階会議室
訪日団 中国 工業・情報化部ソフトウェアサービス局
中国 工業・情報化部財務司総合部
中国 工業・情報化部サイバーセキュリティ産業発展センター
中国工業インターネット研究院
国家工業情報安全発展研究センター(工業・情報化部情報センター)
中国電子技術標準化研究院ソフトウェアエンジニアリング評価センター
河南省通信管理局
北京理工大学自動化学院
西北工業大学ソフトウェア学院
青島市工業・情報化局工業インターネット部
その他民間企業等 計23名
CSIA(中国ソフトウェア産業協会) 常務理事兼日本事務所所長 周 密氏 ほか1名
CSAJ 荻原紀男会長をはじめとする9社10名および事務局

タイムテーブル

11:00~ CSAJ会長挨拶
中国来日訪問団挨拶
CSAJ紹介
11:30~ 意見交換

内容

初めに、CSAJ荻原紀男会長及び中国工業・情報化部ソフトウェアサービス局の謝少鋒局長よりご挨拶をいただきました。

<CSAJ 会長の挨拶>

本日はようこそCSAJにお越しくださいました。私はこの5月に上海・北京を表敬訪問するなど、親中派の立場にあります。さて、中国と日本は、IT業界が抱える悩みとしてGAFA対応や人材育成といった面で多くの共通項があります。また日本では2020年から必修化されるプログラミング教育においても、中国では注目分野として政府が積極的に関与していると聞いています。本日は政府の方および民間企業の方にもご来協いただき、日中双方で大いに議論ができることを期待しております。

<中国工業・情報化部ソフトウェアサービス局 謝少鋒局長の挨拶>

まず、CSAJの皆様の暖かい歓迎と周到な手配に心から感謝の意を申し上げます。我々はここ数年、中国の工業・情報部とIT業界では、初めての日本で勉強と交流するための視察団ともいえると思います。
数年前からヨーロッパやアメリカのIT技術の進歩に注目していた我々の視察団は一週間あまりにわたる日本での交流と勉強を通じて、日本の企業が大きく変化していることに注目してきました。確かにIT、ソフトウェア、工業インターネット等の分野で、日本は数多くの良い経験や方案を持っていて、特にソフトウェア産業の発展においては、CSAJのやり方などを我々の参考にさせて頂きたいと思います。

今回の視察団は中国工業・情報化部、関連研究機構、大学及び関連企業の23名からなっており、今日の交流を通じて、CSAJとの協力を強化し、将来に緊密な連絡を結びたいと思っております。また、中日両国のコンピュータソフトウェアにおける交流のために、共同の発展を促進し、良好な基礎を築くことを期待しています。

続いて、原洋一理事・事務局長より日本のソフトウェア業界や協会概要および各種事業について説明しました。


<原理事・事務局長からCSAJ協会概要・事業の紹介(CSIA周常務理事(右)に通訳していただきました)>

その後、意見交換を実施し、特にPSQ認証事業について詳細を求められました。また、中国に展開している日本企業が抱える課題等の質疑応答や活発な意見交換等が行われました。

最後に、記念撮影およびお互いの記念品交換を行いました。解散後、株式会社内田洋行様から、日本の学校に導入されているプログラミング教育の教材についてご説明いただき、訪問団の皆様は熱心に耳を傾けていました。

以上をもって、中国政府をはじめとする訪日団のCSAJ来協対応は無事終了いたしました。

記念品の交換

お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 業務課 中野
TEL:03-3560-8440 お問い合わせフォーム

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