【ONLINE】スマート農業最前線
センシング技術の可能性~持続可能なこれからの農業に向けて~

2021年12月17日

 農業ICT研究会では、農業ICTによる地方創生やライフワークバランスへの可能性を調査・研究し、新たなビジネスチャンスの創出や、ワーケーション・兼業といったニューノーマルな働き方を検討するため、情報提供を行っています。

 私たちの最も身近な「食」を支える農業は、生産者の高齢化や労働力不足により、さまざまな問題を抱え、安心・安全な「国産」の供給が脅かされています。

 今回は、これまでの農業ICT研究会の活動を踏まえ、スマート農業を実施するにあたり、作物の状態を観察する「センシング」が人的負荷の軽減と、作物をより良い環境で生育するための要件を整え、スマート農業に非常に有用であると考え、「センシング技術」をテーマに開催する運びとなりました。
 はじめに、最新センシング技術として、産業技術総合研究所における最新研究内容について、エチレンガスのモニタリングによる貯蔵・輸送の最適化と、「美味しい」を追求したスマート農業の2セッションをご講演いただくほか、農業をはじめ、様々なセンサーを取り扱い、活用している株式会社セネコムより、センサーを活用したスマート農業事例についてご紹介いたします。

 農業に関する新規ビジネスをご検討中の方、さらに6次産業分野に興味のある方、ワーケーション・兼業などに興味のある方必見です。奮ってご参加ください。

概要

日時 2022年 1月18日(火) 15:00~16:30
会場 オンライン開催
※申込いただいた方には、開催前日までに聴講用URLをご連絡します。
対象 SAJ会員・JAISA会員限定
参加費 無料
定員 50名(1社から複数名参加可能です)
申込締切 2022年 1月14日(金)※但し、定員になり次第、締め切ります

プログラム

時間 内容
15:00~15:01 事前連絡・開催挨拶
15:01~15:30

触媒式エチレンセンサの開発とスマート農業への展開
講師:洪 達超 氏
(国立研究開発法人産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター・主任研究員)

植物の成熟ホルモンの1種であるエチレンガスは、青果物の代謝の過程で発生し、青果物の品質を左右する。我々は従来とは異なる方式でエチレンガスを高選択的かつ高感度にセンシングする技術に取り組んでいる。当日では、本開発のエチレンセンサの技術詳細、及びエチレンセンサを利用した青果物の鮮度品質管理によるフードロスの削減やスマート農業への展開の可能性について紹介する。

15:30~16:00

農業をAI化するために必要な育成センサー
講師:古川 祐光氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所センシングシステム研究センター・研究チーム長)

現在のスマート農業は、気象条件の悪いオランダで生産性を挙げるように発展しているが、小規模農家の多い日本では大量生産で対抗するのは得策ではない。日本が目指すのは、和食文化に育まれてきた高品質素材を支えるスマート農業でなくてはならない。フルーツトマトや味の良いイチゴなど、高くても売れる農作物を作る技術を開発するため、我々の考えるAI農業について紹介する。

16:00~16:30

クラウド型センシングによる薬用植物栽培(薬用ニンジン)及びセンサーネットワークに関して
齋藤 和興 氏
(株式会社セネコム 代表取締役社長)

薬用植物の生産は露地栽培が主流であったが、センサーを用いたリモートセンシング技術を使うことで、室内栽培での安定生産や促成栽培が可能となった。これら弊社が取り組んできた各種センシング技術を紹介する 。

※進行状況により変更される場合がございますのであらかじめご了承ください。

講師略歴

講師略歴

洪 達超 (こう たっちょう)氏
( 国立研究開発法人産業技術総合研究所 サステナブルビジネス推進室 室長代理)

2014年大阪大学で博士(工学)を授与、アメリカUC Berkeley及び筑波大学での博士研究員を経て、2016年11月に産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センターに入所し、エネルギーや環境分野に貢献する触媒開発やクリーンな反応開発に従事。2019年に触媒を利用したセンシング技術の開発にも取り組む。

古川 祐光(ふるかわ ひろみつ)氏
(国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所センシングシステム研究センター・研究チーム長)

1997年大阪大学で博士(工学)を授与。理化学研究所でのポスドクや(独)医薬品医療機器総合機構で医療機器審査専門員を経て、産業技術総合研究所で光学・レーザー医療機器に関する研究開発に従事。フィールド機器の開発を得意とし、2019年から現職のセンシングシステム研究センターでは、農業・海洋・鉱山・インフラなど広域モニタリング技術に取り組んでいる。

齋藤 和興(さいとう かずおき)氏
(株式会社セネコム 代表取締役社長)

世界各国の陸・海・空で使用する各種センサーを取扱い、更に弊社開発センサーによるセンシング技術を基に、大学、試験研究機関とのIOTによる共同研究に取り組む。

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