ソフトウェア品質セミナー「利用時の品質」特集-後編
UXを実現させるシステム開発の超上流工程の取組み
2017年2月24日
ユーザーの求めるUXはどうあるべきか「ユーザー要求」と「UXを実現させるシステム開発」の関係を整理しながら、「何のために開発する?」「発揮すべき強みは何か?」を開発関係者がそれぞれ認識を共有することが大切です。開発現場で起きている実態(成功事例&失敗事例)を知りながら、HCD(人間中心設計 human-centered design)と UXD(利用者体験デザイン user-experience design)を実践する際に必要な超上流工程での取組みを解説します。
セミナー詳細
日時 | 平成29年3月22日(水) 16:00~18:00(受付開始15:30) |
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会場 |
3階会議室(TEL:03-3560-8440) |
対象 | CSAJ会員 |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 |
申込方法 | 本ページ下部の「お申込」ボタンにてお申し込みください。 |
申込締切 | 平成29年3月21日(火)(但し、定員になり次第、締め切ります) |
お問合せ | 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ) PSQ認証室 E-mail:psq_info@csaj.jp TEL:03-3560-8452 |
プログラム
〇『UXを確実に構築する、ユーザー要求をシステム開発へ繋げる方法』
講師:鱗原 晴彦 氏(株式会社U’eyes Design)
篠原 建悟 氏(株式会社U’eyes Design)
概要:前編のセミナーにおいて「利用時の品質」の高いUXを構築するための、超上流から取り組むソフトウエア設計手順について解説した。後編では、ソフトウエア詳細設計に受け容れられるよう、ユーザー要求を整理する「ユーザー視点で状態を整理するフロー図」の活用方法を中心に解説する。超上流工程に携わる、企画者、デザイナーに対して、ユーザー要求をどのように整理するべきか開発側から示すことで、UXの実現度を高める方法を解説する。
- 「利用時の品質」を高めるとは 【有効性、効率性、満足性、利用状況網羅性】
- 実現できること、できないこと【先に言ってくれれば実現したのに】
- ユーザー要求の記述方法【ジャーニーマップで共有できる限界】
- ユーザー視点で状態を整理するフロー図【情報の関係、作業と状態】
- プロトタイピングで伝えるべきこと【インタラクション作法、戻る操作】
- 企画者、デザイナーに伝えるべきこと【本質を実現する、効果を高める別解がある】
- システム設計者が理解すべきこと【技術の制約と技術開発目標】
- UX実現のための整理頭を育む【定性的から定量的へ 整理の根拠を探す】
質疑応答
※プログラムは、進行状況により変更される場合がございますのであらかじめご了承ください。
利用時の品質とは
ソフトウェアの品質を利用者(ユーザー)の視点から考慮するための指標(特性)のひとつ。UX(ユーザーエクスペリエンス)、UIデザインなど利用者を意識した設計思想などのテストフェーズが具体的な方法の例に挙げられる。ISO/IEC25010:2011(JISX20510:2013)で規定されており、ISO/IEC25022:2016として測定方法について定義されている。
お問い合わせ
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 PSQ認証室 TEL:03-3560-8452