IPA/「情報システム・モデル取引・契約書」第二版を公開

2021年1月29日

省庁・団体名

独立行政法人情報処理推進機構

内容

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:富田達夫)は2020年12月22日、デジタルトランスフォーメーション推進に向け、情報システム開発委託契約のひな型である「情報システム・モデル取引・契約書」第二版を公開しました。

概要

IPAはこれまでの検討を取りまとめ、「民法改正整理反映版」に民法改正に直接かかわらない論点の見直しを加えた「情報システム・モデル取引・契約書」第二版(以下、「第二版」)を、2020年12月22日に公開しました。また、「第二版」から参照されるセキュリティ基準等公表情報の一例として「情報システム開発契約のセキュリティ仕様作成のためのガイドライン」と「セキュリティ仕様策定プロセス」(以下、「セキュリティ仕様関連文書」)を同時に公開しました。

「第二版」は、ユーザ企業、ITベンダ、関連業界団体、および法律専門家の参画を得て議論を重ね、中立的な立場でユーザ企業・ITベンダいずれかにメリットが偏らない契約書作成を目指しているところが特長です。後述のように、民法改正に直接かかわらない論点について、現行のモデル契約条項と解説の修正版、および見直しについての解説を整理しています。

「セキュリティ仕様関連文書」は、セキュリティ専門家、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ) Software ISAC等のセキュリティ関連団体の参画を得て議論を重ね、また広く意見募集も行って、「第二版」から参照されるセキュリティ基準等公表情報の一例として、Windows Active Directory環境用の文書が作成されました。

IPAはユーザ企業・ITベンダ双方が「第二版」を参照することで、契約のタイミングで双方がシステムの仕様やプロジェクト管理方法、検収方法等について、共通理解のもと対話を深め、よりよい関係のもとITシステム開発が行われることを期待しています。

「第二版」及び「セキュリティ仕様関連文書」

下記よりダウンロード可能です。
 https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20201222.html

本件に関するお問合せ先

IPA 社会基盤センター 田原/山下
E-mail: ikc-info@ipa.go.jp

PAGE TOP