サイバーセキュリティ注意喚起サービス「icat for JSON」の公開
~サービス利用に必須だったAdobe Flash Playerの利用を前提としない新版~

2016年2月24日

省庁・団体名

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

概要

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:富田 達夫)セキュリティセンターは、2011年11月に公開した“重要なセキュリティ情報”をリアルタイムに配信する、サイバーセキュリティ注意喚起サービスの新版を「icat for JSON(アイキャット・フォー・ジェイソン)」として公開しました。
 URL:https://www.ipa.go.jp/security/vuln/icat.html

内容

近年、情報窃取が目的と考えられるサイバー攻撃が顕在化しています。昨今のサイバー攻撃は、ソフトウェアの既知の脆弱性、およびPCやサーバーの設定不備の悪用など、手口が巧妙化しています。そのため組織のシステム管理者や個人利用者においては、迅速にセキュリティ対策情報を自ら入手し、システム(PCやサーバー)に対策を適用することが求められています。

IPAでは、広く普及しているソフトウェアや攻撃が確認された脆弱性の対策情報について、“重要なセキュリティ情報”(*2)としてウェブサイトに掲出するほか、メール配信により周知しています。その他、2011年11月から一層の対策を促すためにこれらの情報をリアルタイムにウェブサイト上に表示し確認ができる、サイバーセキュリティ注意喚起サービス「icat(アイキャット)」を公開・提供してきました。

これまで提供してきた「icat」の利用にはAdobe Flash Player を必要としてきましたが、今回、より安全な環境で利用可能とするため、Adobe Flash Playerの利用を前提としない「icat for JSON」を開発、2016年2月22日から新たに公開(*3)しました。

本サービスをウェブサイト上で活用することにより、IPAが公開した最新の“重要なセキュリティ情報”の一覧を自動的に取得・表示することができるようになります。組織のポータルサイトや会員向けウェブサイト上などに設置をすることで、ウェブサイト利用者に向けてセキュリティ対策をリアルタイムに周知することが可能になります。

サイバーセキュリティ注意喚起サービス「icat for JSON」を企業や団体が自組織のウェブサイトに掲出すれば、対策強化の実現に繋がるだけでなく、情報セキュリティへの取り組みの積極性を内外に訴求することも可能であると、IPAでは考えています。サイバーセキュリティ注意喚起サービス「icat for JSON」の利用が広く浸透し、対策が促進されることを期待します。

脚注

(*1) icat for JSON:IPA Cyber security Alert Service for JavaScript Object Notationの略。
なお、JSONとはJavaScriptプログラミング言語をベースに作られている軽量のデータ交換フォーマットのこと。
(*2) 「重要なセキュリティ情報」一覧:https://www.ipa.go.jp/security/announce/alert.html
(*3) 従来の「icat」も提供を継続しています。

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お問い合わせ

IPA 技術本部 セキュリティセンター 斉藤/竹村
Tel: 03-5978-7527 Fax: 03-5978-7518

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