「タイムスタンプ保管サービス」の提供を開始します~電子文書の存在証明の「鍵」をお預かりします~

2017年4月10日

省庁・団体名

経済産業省

概要

 独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)は、特許庁の協力の下、平成29年3月27日から、電子文書が存在したことを証明する「鍵」であるタイムスタンプトークン(※1)をお預かりする「タイムスタンプ保管サービス」の提供を開始いたします。
※1対象となる電子文書のハッシュ値を生成し、時刻認証業務認定事業者において、そのハッシュ値に時刻情報を結合したものをいいます。

内容

1.背景

近年、企業等における技術・営業資料の多くが電子文書の形態で保管されており、電子文書管理の重要性は年々高まってきています。また、訴訟等において営業秘密の保有や先使用権(※2)を立証するためには、いつの時点から、関連する技術・営業資料を作成・保有していたかの証明が重要です。

この立証のためには、電子文書に時刻情報を付与する民間のサービス(タイムスタンプサービス)の利用が期待されます。その一方で、民間業者から提供されるタイムスタンプトークンについて、バックアップを作成し別途保管しておかないと、これらを紛失することが懸念されます。

※2自社の技術やデザインについて、競合他社が特許権や意匠権等を先に取得した場合に、その出願前に事業として実施し、又はその準備をしていたときは、登録後も実施を継続できる権利です。

2.サービスの概要

時刻認証業務認定事業者が発行したタイムスタンプトークンを、公的機関であるINPITがバックアップとして無料でお預かりします。これにより、必要なときに、タイムスタンプトークンの引き出しや、預入証明書の発行を受けることができるようになります。

※3月27日からアクセス可能になります。
サービス提供時間:平日8時00分~19時00分

担当

特許庁総務部企画調査課長 中村
担当者:嶋田、足立、平野
電話:03-3581-1101(内線 2154)
03-3592-2910(直通)
03-3580-5741(FAX)

公表日

平成29年3月24日(金)

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